2016年、内閣府によるとひきこもりの対象者は、
全国で推計54万人(予備軍155万人)。
私たちの小さな町大阪狭山市(人口5.8万人)に換算すると対象者は260人。
予備軍は750人と推定されます。
また、ニートを対象に入れるとその約倍と考えられます。
ひきこもりの問題は、年齢層も幅広く長期化する傾向にあり、その理由も多岐にわたるため大きな社会問題となっています。
これらの問題に対し、いくつかの自立支援がされていますが、そのほとんどは一般企業への就労支援です。
ひきこもりを区別すると「完全ひきこもり期」と「ひきこもりからの脱出チャレンジ期」に分けることができます
この「ひきこもりからの脱出チャレンジ期」の若者がやっと社会に出ようとしても非常にハードルが高く、そこでつまずくと
再び「完全ひきこもり期」に戻るケースが多く見受けられるのです。
このような中において、ひきこもり当事者の最初の一歩が踏み出しやすく、あたたかい関わりの中で小さな成功体験を積み重ねられる場が
ほとんど無いのが現状です。
「ひきこもりからの脱出チャレンジ期」の当事者に重要なのは、支援者のあたたかい関わりの中で、自分の行為が誰かのためになり、
地域のためになっているという実感、すなわち自己有用感とともに“自分でも大丈夫”という自己肯定感が持てることなのです。
そのため、人と関わることの喜びを感じることができるような小さな成功体験を積み重ねる機会と場所を提供できる環境にしたいと考えています。
そのため、SUPNETでは市内の各地域で定期的に行われている高齢者サロンの昼食会の弁当を、支援者と当事者が協力しながら作り、
配食する事業を展開すること実施します。
ひきこもりの方に、準備・広告・調理・配送等の弁当づくりに伴う様々な作業の中から、それぞれに応じた作業をなってもらおうと思っています。
当然、当事業に関わる時には交通費・日当は支給いたします。詳しくは、NPO法人南大阪サポートネット(SUPNET)にお問い合わせください。
2014年 コミュニティ再生事業の一環として、ひきこもりの若者自立支援『すてっぷ by すてっぷ』を開始。
①当事者会(まどのつどい・ともしびのつどい)活動:社会での生きづらさを感じている当事者が集まって過ごしています(月2回程度実施)
担当スタッフが横に居ます。困ったことは気軽に声掛けしてください
②定例会(学びの会)活動:支援者や当事者家族が、ひきこもりや支援について学ぶ学習会(月1回実施)
③ とびら(親の会)活動 :当事者家族の会。当事者家族の悩みを共有し、安心して話せる場(月1回実施)
④ 手作りお弁当活動 :地域の人たちへの“ひきこもりの若者自立支援”活動の周知と啓発のため支援者・当事者家族がお弁当を手作りしています。
これは同活動を支援してくださる人たちから予約制で注文を受けております。(月2回実施)
⑤のんびりキッチン :ゆったりとしたフード提供をし交流を図っています(年間6回程度実施)
当事者の方がボランティア参加する機会としても活用していただけます
⑥イベント開催 : 「月のまつり」、「ひきこもり 生きづらさを考える集い」などイベントを実施しています
⑦講座主催 : 活動の趣旨に沿った講座を企画実施しています(不定期)
⑧地域のイベントへの参加:地域の人たちへの同活動の周知と啓発のため、「さやま池祭り」「人権週間イベント」等、
地域のイベントに積極的に参加し、模擬店やCaféすてっぷで作成した手作り品等を販売いたします。
随時ボランティアを募集しておりますので、ご連絡をお待ちしています。